この記事は約6分で読めます。
ヨガインストラクターの資格取得を目指してクラファンに挑戦する理由
行動し活躍する人をインタビューし、「先を進む姿を指針に、夢を叶える一歩を踏み出そう!」と、たった一人の熱狂から世界が動き出す「On the One 」。今回の取材でお話を伺ったのは、2021年6月からクラウドファンディングで、ヨガインストラクター資格取得にかかる費用を集めている篠崎 万吏さん。前編では、父の死を受けて忙しい人に向けてヨガを提供したいとヨガインストラクターの資格取得を目指している、その想いを取材しました。
(撮影:前田 幸星)
篠崎 万吏
1995年生まれ。静岡県御前崎市出身。理学療法の知識を身につけ、現在は病院に勤務しているが、このまま自宅と病院の往復で人生を終えたくないと、ヨガを通じて忙しい人の体と心をケアしたいと思い立つ。2021年6月に公開された、自身初のクラウドファンディングでは、公開からわずか10日間で80%以上を達成する。ヨガを通じて多様性のある社会を作るため、現在はインストラクターの資格取得に向けて活動している。(2021年6月現在)
人生初のクラウドファンディングに挑戦してみて
編集長 ケンフィークラウドファンディングでのプロジェクトが始まって10日間で目標金額の80%以上達成、すごいですね!今回、資格取得のための費用集めでクラウドファンディングに挑戦されたきっかけは何ですか?
篠崎 万吏 さんキングコング西野さんの活動を見ていて、クラウドファンディングは、応援する世界観が強いので私も触れてみたいと思ったのと、私自身が信用をお金に変える経験をしたいと思ったからです。
編集長 ケンフィー実際に挑戦されてみて、今の気持ちはどうですか?
篠崎 万吏 さん思い立った時は前向きな気持ちだったのですが、いざやってみると、「こんなに大変なのか」と思い知りました。途中で辞めたいなと思う時もありました。だけど、先に周りの人に伝えてしまっていたので、「やるよ詐欺」になりたくなくて、なんとか公開することができました!
編集長 ケンフィーやってみて気づくこともありますよね。
篠崎 万吏 さん「挑戦したら楽しそう!」と思って飛び込むんですが、計画性が無いのでズッコケまくりです。
ヨガを提供したいと思ったきっかけ
編集長 ケンフィーヨガとの出逢いはいつですか?
篠崎 万吏 さん理学療法士として病院で働き始めて、ある程度お仕事ができるようになった時に、病院と自宅を往復しているだけの人生で一生を終えたくないという気持ちになりました。そんな時、ストリングスファインダーという本に出会いました。その本を通じて、私の場合は「学習欲」「責任感」「最上思考」「活発性」「内省」の資質を持っていることが分かり、その中でも「学習欲」の中に「ヨガ」という文字があり、「これだ!」と思いました。
編集長 ケンフィーその中でも忙しい人に向けたのはなぜですか?
篠崎 万吏 さん忙しい人に向けてヨガを伝えたいと思ったのは、父の存在がとても大きいです。私は、実家が自営業です。両親とも健康診断やジムに行く暇がないほど働いていて、結局、父は倒れてそのまま他界してしまいました。自分の体の状態に気づけていたら、誰かが体の不調を指摘してくれていたら、もう少し一緒に過ごせたのかなと思うようになり、忙しい方にヨガを提供したいと思うようになりました。
編集長 ケンフィー忙しい人にターゲットを絞ったのは、身近な人に対する後悔からだったんですね。
篠崎 万吏 さん本当に動けなくなってからでしか、自分の体や心に気づく時が無いんですよね。
編集長 ケンフィーヨガは手軽にでき、体や脳にとって素晴らしい効果もある一方で、ヨガをやっている人は少ないように感じますが、どんなハードルがあるのでしょうか?
篠崎 万吏 さんヨガを辞めてしまう方が多いのは、難しいポーズを取ることが多いからだと思います。ヨガを何年も提供している方からすると、大したことないポーズでも、初心者からすると凄く大変です。私も、体が硬いのでよくわかります。
編集長 ケンフィーなるほど。
篠崎 万吏 さんあとは周りと比べる必要が無くても、周りが見えると、どうしても比較しちゃうんですよね。でもオンラインであれば、自分とインストラクターだけを見れば良いので、他の人のポーズを気にしなくて済むと思います。ただ今度は1人だとサボっちゃうんですよね!
編集長 ケンフィー確かにオフラインだと周りと比べてしまって、オンラインだとサボりやすくなりますよね。
篠崎 万吏 さんだから利用者さんと関係を深めて、「近所の友だちと一緒にジムに行く!だから頑張れる」のような関係になれたら良いなと思ってます。今はネット上にたくさん情報がありますが、やっぱり1人だと続かないものですよね。
(取材協力:篠崎 万吏 さん(Facebook)/取材・編集:ケンフィー(Twitter))