ナルコレプシーの理学療法士が教える自分だけの判断基準の作り方

この記事は約9分で読めます。


自分と向き合う中で見つけた”Self Review Method”とは?

行動し活躍する人をインタビューし、「先を進む姿を指針に、夢を叶える一歩を踏み出そう!」と、たった一人の熱狂から世界が動き出す「On the One 」。今回の取材でお話を伺ったのは、ナルコレプシーと向き合う中で見つけた自己分析手法をコンテンツ化された川崎 俊さん。彼の著書を中心に”Self Review Method”について伺いました。


川崎 俊さん
1992年生まれ。静岡市富士市出身。幼少期から、突然の眠気に襲われるーナルコレプシーという病気を患い、学校や会社で周りに馴染めず、常に自分自身と向き合ってきた経験から、現在は理学療法士として患者さんと向き合いながら、ナルコレプシーの啓蒙活動や自己分析ツールの普及活動を行っている。近著に「ナルコレプシーのこと〜僕の人生の場合〜」がある。

本を出版した理由

myicon編集長 ケンフィー本のご出版おめでとうございます。

tartgeticon川崎 俊さんありがとうございます。

myicon編集長 ケンフィー僕自身も周りを見渡して、多くの人は自分のことを知らないまま、仕事や生活をしていると感じるところがありますが、川崎さんの「自己分析」の人生に対する位置付けはどのようなものでしょうか?

tartgeticon川崎 俊さん人生とは『選択の連続』と考えてます。選択するには選択基準が必要になり、その選択基準は人それぞれ。だから、迷いながらでも自分と向き合い続けることが『自分らしく生きること』に繋がるのではないかと思いますし、自己分析は自分らしく生きるための最高のツールという位置付けなんだと思います。

myicon編集長 ケンフィーなるほど。ちなみに川崎さんから見て、自分のことを知らないまま過ごしている人は、なぜ自分をちゃんと知れていないと思いますか?

tartgeticon川崎 俊さん教育や国民性でしょうか。みんなと違うと不安っていう人は今でも多い気がします。結果的に、みんなと一緒で安心することが個を押し殺すことになり、みんなと一緒ということで何も考えなくても安心できるんだと思います

myicon編集長 ケンフィー確かに、みんなと一緒にいれば考えなくても安心できて、考えない方が楽だから、自己分析をしないのかもしれませんね。

tartgeticon川崎 俊さんそうですね。

myicon編集長 ケンフィー今回、ご自身が理学療法士としてメンタル的な悩みをサポートするための手段として提供してこられたものをアップデートして、Self Review Methodをコンテンツ化されたわけですが、他の自己分析ツールとの違いは何かありますか?

tartgeticon川崎 俊さん僕が今回販売している”Self Review Method”は、ツールというより思考法という感じで、3つの特徴があります。

myicon編集長 ケンフィー3つの特徴とは何でしょうか?

tartgeticon川崎 俊さんまず、これまでの人生で僕が実践し続けてきたものだから、自信を持って伝えられます。次にルールは特にありません。最後に自己分析ツールといいつつ、それ以外のどんな場面でも使えます。

myicon編集長 ケンフィー川崎さんが実践してきたという点がすごくいいですね。この本は情報を販売しているというより、「Self Review Method」という自己分析ツールを販売するものですよね?

tartgeticon川崎 俊さんそうですね。今回出版した本は”Self Review Method”の導入といった感じです。ちなみに、ストレングスファインダーっていう本は、まさにこの形でツールを提供してますよね。

myicon編集長 ケンフィーなるほど。確かに昔からある手法でしたね。

tartgeticon川崎 俊さんあと『自己分析が大切なんだよ』っていう情報を知ってもらって、その後に読んだ人が悩みを解決したいのであれば、個別にサポートするよ!っていうことを考えています。

myicon編集長 ケンフィー最後に、本の「はじめに」の部分をこの記事で紹介させてもらってもいいでしょうか?

tartgeticon川崎 俊さんはい、大丈夫です。是非お願いします。

myicon編集長 ケンフィーありがとうございます。Self Review Methodを通じて、1人でも多くの人が自分のことを知っていけるといいですね。

本を購入する(Amazon)

Self Review Methodが生まれるまで

はじめまして。

川崎 俊(かわさき すぐる)と申します。

突然のカミングアウトになりますが、私は治らない難病を抱えています。 ナルコレプシーという突然眠ってしまう病気です。

この病気のおかげで、これまでの人生の各ステージで経験した誤解や勘違い、偏見なんて数知れず。どんなに理解してもらおうと頑張っても、人一倍工夫して働き、努力をしても、誤解や勘違い、偏見がなくなることはなく… まわりの人と同じような社会生活を送ることができませんでした。

そんな私でも今では大手百貨店への個人出店、テレビ番組からの単独取材、大手出版社からの出版、東洋経済オンラインなどのメディアからの取材と、これまで積み重ねてきた活動が形 になり、誰よりも「自分らしい」生き方ができています。 ここで、ちょっと質問です。 皆さんは今の日々が『幸せ』ですか? この質問をすると多くの方が、YESとは答えません。

ある偉い人が言ってました。

『幸せ』は人それぞれ幸せが異なるものだ。 だから『幸せ』を定義することはできないのだ と。 それなのに、なぜYESと答えられない人が多いのでしょうか? 私はこう考えます。

『自分の人生と本気で向き合ったことがない人があまり にも多いから』 どういうことかというと、いまの自分自身の仕事や勉強、スキルアップなどに、なんとなく取り組んでいる人が多いからということです。現状の自分や、周辺の環境、さらには理想とする自分にどう繋がっているのか想像していないから。今 の姿に納得できないし、どうすれば納得いくのか自分で理解していないんです。

これまで私は、自分自身と何度も何度も何度も向き合ってきました。そして、これまでの様々な経験を通じて、自分自身の本質と向き合う力を身につけました。それを、 経験の一言では済ませず、同じ病気で悩んでいる方も実践できるように『Self Review Method™️』としてまとめました。

現在では日常的に『Self Review Method™️』を用いて以下のことができるようになり、日 々の生活やビジネスにおいても活用しています。

・自分自身の本質を理解する自己分析
・周囲の環境についての分析
・理想の将来へ向けた計画作成
・コンテンツの作り込み

病気を抱え社会生活すらまともに送ることができなかった私が、自分 自身の人生を悔いなく生きるために身に付けた『Self Review Method™️』を習得するにあたって、健康か病気、男か女、若者か高齢、そんなもの関係ありません。 私のこれまでの経験に沿って『Self Review Method™️』が生まれた経緯や活用方法をお伝えしていきます。

この本はよくある『病気を乗り越え、成功した』というようなエッセイ本ではなく、あなたが自分の人生と本気で向き合うための手がかりとなる一冊となることでしょ う。自分自身の人生を生きるための『はじめの一歩』として読んでいただきたい一冊です。

あなたの日々の生活と照らし合わせて読んでいただくことで、あなたにとってより価値のある一冊になることでしょう。私は、周囲の人より自分自身と向き合う機会と時間が多かったと思います。そのきっかけとなった出来事を振り返りながら、『自分自身の本質と向き合うこと』がなぜ大切なのか。取り組むことで、どんな変化があるのかをお伝えしていきます。

少しでもご参考になれたのなら光栄に思います。

(川崎 俊 著:20代のキミが決められるようになる本「はじめに」より)


(2021年3月24日から28日までキャンペーン開催中!)
本を購入する(Amazon)

(取材協力:Each Gift代表 川崎 俊(Web)/取材・編集:ケンフィー(@kenfee_official))